松の内は一応お正月ということにはなっているが、このところの「メディア誘導エコ化推奨??」の影響か
去年からの不景気観と相まって、ことさら今年はお正月の風情を感じることが少なかった。
新年早々、年賀詣でとも思えないような騒然とした車の往来には興ざめ。
晴れ着姿は言うに及ばず、破魔矢を持つ姿もあまり見かけない。
羽根つき、凧揚げは消えてしまったのか‥‥‥‥いったいニッポンはどこへ向かって行こうと言うのだろう。
変化も進歩もいい。ただ、古来から連綿と続いている日本固有の慣習までもアップデートする必要はない。
一月七日は松の内の最後の日‥‥‥一般的にはお正月のご馳走に疲れた胃腸を休めるために七草粥を食するが
れっきとした五節句のひとつで「人日の節句」というらしい。
そもそも、元日から六日までをそれぞれある動物に準え、七日を人の日として無病息災を願う‥‥‥
というもので、中国伝来の風習が平安時代に宮中行事としてジャパナイズされた。
今年一年の安寧と健康を願って、古き良き時代へ思いをはせながら
今夜は2010スペシャル七草粥を堪能したいと思う。
kofumi
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